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今週の1冊)いいお坊さん ひどいお坊さん

「いいお坊さん ひどいお坊さん」
勝桂子 著 ベスト新書

題名は二局対立のようだけど
中身は、経営、地域、宗教観、世襲・・・
お坊さんと、お坊さん以外の人たちとの接点を、
様々な角度から考察した著作です。

私自身はまだ身近な人の葬式を出したことがなく
そういえば僧侶とお金との関係を
リアルに考えたことがなかった。

データや豊富な現場取材にもとづいて
お互いの接点をつまびらかにしていて
それまでの、「葬式仏教」に対する思い込みを
私自身は、すこし改めました。

お互いが、お互いを、わからないまま遠ざける。
「こういうもんだ」が繰り返され
「だいたいの相場」を情報ではかる。
そうではなく、なにより一歩、お互い踏み込もう。
それをこの本では、著者が実践しているように思いました。

中道。
著者の表現するそれは
取材の、あるいは、様々なそれまでの思いや感覚を
交換して初めて得られるものだと。


今日も皆さま、おすこやかに。

今週の、まず2冊)「ペンギン、カフェをつくる」「人の心をひらく技術」

「ペンギン、カフェをつくる」
三谷宏治 著
東洋経済新聞社

「人の心をひらく技術」
小松成美 著
メディアファクトリー

本当にたまたま同じ日にこの2冊読んで
ため息をつくほどに学んだことは
「スキルを求める気持ちはうけとめつつ
いくつになっても【私自身】を育てよう
常識や当たり前から自分を離(放)そう」
ということでした。


■「ペンギン、カフェをつくる」

三谷さんの本を読むときは
手近に、紙とペンとものさし(メジャー)です。
もっというと、本を離れても
紙とペンとメジャーを手にするようになります。

「これなら知ってる、大丈夫」という
私のアタマの怠惰を、私の手が崩します。
身近な題材から繰り出される問いに
紙にかく、実際に見てみる・・・
で、モノの見方や軸に、うなり、また見直します。

同質を守ろうとすれば種は滅びる。
常識から飛び出すべく、
今日も手を動かす。調べる。拡げる。
きっと、こうして私は、あるいは読んだアナタは、
世界の滅びから、
少しは遠ざかっている、かもしれない??

■「人の心をひらく技術」

「技術」という書名から
スキルを求めてた私に気づきました。
人の心をひらくには、
「こうやればうまくいく」技術はなく、
まずはあたりまえのマナーを守ること、
注意深い、相手と自分と関係への観察、
自分こそをひらく勇気。
数々のトップアスリート、ミュージシャン、職人の皆さんから
相手への思い込みを排し、ことばをひきだし、紡いできた
著者の極意を垣間見る1冊です。


それでは、皆さま、おすこやかに。

今週の1冊)お手伝い至上主義でいこう

『お手伝い至上主義でいこう!
 -子どもの就職力を高める
  「ヒマ・ビンボー・オテツダイ」習慣-』

三谷宏治 著  プレジデント社

この題名は
私にとって正直、耳が痛いです。
子にお手伝いを要求しているが徹底してない。
正直ぜんぜん子育てに自信がない。
ナイナイづくしで、ユウウツ。

でも、読んでわかったのは
この本は、実践する者からの
「大丈夫ですよ」エールだということ。
特に、ご本人およびご家族の肉声が入っていることは
この本の「応援性」「多層性」を強めているように感じます。

子どもが
「自分でちゃんと考えて、自分の力で歩ける。」
そのために
「面倒でも」親として決めた原則を親子で貫く。
初めてのことがあったら、そのつど向き合って考える。
そのことの「データ的裏づけ」と「実践集」です。

今も、おそらくこれからも
オトナの社会は、
資源(カネ)は限られて
時間(ヒマ)は平等に1日24時間。

子どもの世界だけ
オトナがちょっとめんどくさがって
資源(カネ)を与えすぎて、時間(ヒマ)をなくしたら
それ、いつか逆になったとき
タイヘンなのは子どものほう。

お手伝いを通じて
考えて動ける力の身についていることで
生き方の幅も力もどれだけ拡がるか。
それは、親であるオトナは
生活のなかでわかっているはずです。

この本はその「わかっちゃいるけどやめられない」
親が与えたがる、やりづらい要因も解きほぐして
で「そこは大丈夫。面倒だけど、できます」と
言ってくれるわけです。

思ったけど、
これは親の側が
「ちゃんと考えて、自分の力で決める」
ほうが先ですね。

著者は「貧乏」「ヒマ」「お手伝い」に絞って貫いている。
で、悩める実践者であるそれぞれのオヤが
自分自身で「これは大切にしたい」と「決める」
そしてそれを「親子で貫く」こと、それが
今(これは自分ね)と
将来(これは子どもね)の
生きる力を育てることだと思いました。

たぶんきっと、親の側に自信なんて、いつまでもないんです。
親だって、親やるの、初めてだし。
何人育てても子どもが違えば違う。
つまりは「決めて」毎日の実践あるのみです。
で、ちょっとでも実践できたら後進も応援できそうです。

まとまりませんが、
親御さん、その予備軍、
必ず誰かのお子さんであるオトナもコドモもぜひ。
とくに、親御さん、
他人の実践は、ちょっと身につまされてホロっときます。

神話の持つ、それでも力のようなもの

さっき「神経神話」についてアップしたあと
風呂で、写真家星野道夫さんの講演集
「魔法のことば」読んでいて
そういえば、この視点もあった、と思い出し。

神話ということばがしばしば
科学に対する反対語、
妄信なり俗説のような意味で
使われることがあるのだけれど
「3歳までに脳がつくられる」というあたりを
「神話」と呼ぶかという問題はあって

俗説、妄信よりも
もっと豊かにその地域や文化を支える、
そこに生きる人々を世界のなかに位置づける
神話は
何か根源的な力を持つのだと思います。

星野道夫さんの追った、
アラスカインディアンの神話、
そこに自らとのつながりを感じた話、
神話を伝え継ぐ星野さんの友人のインディアン。

そんなことを思い起こす夜でした。

星野道夫著 「魔法のことば」
文春文庫 2010.12

今週の2冊(その2) 「禅マインド ビギナーズ・マインド」

「禅マインド ビギナーズ・マインド」
鈴木俊隆著 松永太郎訳
サンガ 2010

この本はもともと英語で書かれ、日本語訳です。
著者の鈴木俊隆老師は、1959年に渡米後12年間で、アメリカにおける禅の基礎を築いた、と本の扉で紹介されています。
著書は老師の開いた「カリフォルニア禅センター」での法話を、弟子たちが繊細に編集したもので、欧米の禅修行者には教科書のような著書だそうです。

ことばの下地のないところで禅の心をどう伝えたか。
老師は初心こそが禅である、と説きます。

Zen Mind,
Beginner's Mind
It is wisdom which is seeking for wisdom
禅心、初心
それは、智慧を求める智慧である

読むと、禅は目の前の日常といつもつながっていることを感じます。
禅は特別なことをするわけではなく、ただ、「座る」行為、姿勢、日常の生活にも意味があることを、教えてくれています。
36の各章は、何度読んでも「理解した」ということはなく、その時々の私の心持しだいで新しいことが書いてあるように思えます。
対象を分け隔てることなく、いつでも新しく、初めて触れるように、どんなことにでも開かれている心を保つ。
難しいことなのだけれど、
ただできることは、
 「目の前のことをなす。
  姿勢を保ち、座る」
こと。

ただ座ることは、自分のこころの起こす作用を眺める行為だと、私は思っています。
そして日々あたらしくあることのひとつだと思っています。

私はこの本を、カリフォルニア禅センターで学び海を渡ったティム・マクリーン氏に教わりました。
そしてティムと高岡よし子さんから探求のエニアグラムやバイロンケイティワークを学んでいます。
鈴木老師が海を越え、ティムが海を越えてくれなかったら、禅にもエニアグラムにも触れることはなかった。
そう考えるととても不思議で、稀有なことに思えます。
そういう奇跡を日常に、今日も私は座ります。

禅に少しでも興味のある方、
別にそうでもない方も、きっかけにぜひ。

今週の2冊(その1) 「環状島=トラウマの地政学」

久々に。
昨年末、仲間や、こころの師匠から紹介された本です。

「環状島=トラウマの地政学」
宮地尚子 著
みすず書房 2007

著者は、精神科医、かつマイノリティ問題に関わる研究者です。
トラウマをうけた本人だけではなく、支援者、研究者も、その位置に立ち続けるために何が必要か。そのためにあらゆる関係者の立ち位置を、「環状島」というメタファーで描き解きます。

言葉にならないはずのトラウマを、なぜ言葉にできるか。
この矛盾は、当事者をはじめとする関わる者を揺るがせ、ときに防衛や距離を生みます。
「しかしトラウマの忘却、社会からの抹消は、トラウマをなかったことにしたい者たちの思うつぼ(著者)」と、著者は自身をも問い返し、思索を続けます。

環状島のメタファーは、
当事者、支援者、研究者、傍観者、加害者、
複合するあらゆる関係性を精緻に表現します。

それぞれは深くコミットするほど困難さや傷を負います。
それでも互いに近づき、困難から離れないために
人に、知性に、できることは何か。

私はこの本を読んだあと、それは
互いの関係性に固執したり過度に自分を染み渡らせず
それでも繊細で丹念な実践で裏打ちしたうえで
「目に見えるかたちにして自他に示すこと」
ではないかと思いました。

私は知性のみで何か解決できるとは決して思わない。
でも、無意識の何かと偶然と体験だけにも頼れない。
「トラウマ」「支援」という行為をめぐって
構造的に繊細に表すこのような知性に
私は感謝したいです。
姿勢を問い、居住まいを正す一冊です。

で、地球交響曲第三番を見終えて

静けさと激しさを全身で抱えています。

導きも運命も使命も
引き受けて選び取って受け止めて生きる、逝く話。
残された誰もが魂に触れた思い出を語り悼む
そんな絆を結んだ人の話。

悠久の自然、太古の部族の魂。
人はかたちのないものと、
加えて、身近な人たちと
魂で繋がることができて
信じがたいプロセスを辿ることができて
深い喜びと悲しみを等しく伴う。
それが今、私の全身にあります。

いやぁ、ちょっとホントにびっくりです。
これから星野道夫さんに大注目です。

地球交響曲第二番は

終了後に拍手が出ました。
映画よ。

あちこちで目頭押さえる人多数。
私は二度目ですが何度みても、
ダライ・ラマ法王の「ワンネス」と言う力強さと、
佐藤初女さんの「生活すなわち祈り」のありようには
心が響いて目がうるみます。

風が強い恵比寿周辺。
これから第三番です。

地球交響曲を見てます

今日は朝から恵比寿の東京都写真美術館で、
映画「地球交響曲」を見続けています。
今、第一番を見終えたところ。
生命体が強い感受性をもって環境や自らの内なる宇宙と情報交換していることが伝わってきました。
これから大好きな第二番です。

お昼は、アサイーとベリーのスムージーをいただきました。
体が生き返るようです。
ただ、ちと冷たかったんで、今温かいお茶も。

最近、行動指針にしている3冊

最近、行動指針にしている、3冊について

■「ハカる考動学」 三谷宏治 著  

もう様々なところで秀逸なレビューが出ているので
詳細はそちらに譲るとして
私個人としては、最初さくさくと読み、
そのうち思わず、紙に書いて手を動かし始めた1冊。
私の必須アイテムに「メジャーとタイマー」を加えた1冊。
気分や感情に左右されるときでも
数や時間を実際に地道にちゃんと数えることで
乗りきれると知った1冊。

-本当に「ハカるってすごい」のだ。-
と文中、作者は語りますが、本当です。


■「特別講義 コンサルタントの整理術」 三谷宏治 著

仕事を馬力でやりきる前に、そもそも仕事を「渋滞させない」。
そのためには「分ける」「減らす」「早めにやる」。
それを「習慣化する」・・・
締切ギリギリでぶっとばし、長時間労働で汗をかく
仕事スタイルを変えたい私は
本の書いてあることを、「アイタタタ」と思いながら
楽しく実践中です。

・前から実践できていることは
 「(答えのカケラや道筋が)見えなかったら寝る」。
(→重要!)
・最近できるようになったのは
 「ムリそうなものをまず把握する」
・今の(積年の)私の課題は
 「分ける」「仕事を安請け合いしない」かな。
この「安請け合い」は、私の強い動機から来てるから。


■「あなたをダメにする 時間管理術の落とし穴」
澤田 多津也 著

時間をコントロールしよう、効率的にやろうと
表面的なスキルに拘泥する前に
自分の動機や性格タイプをとらえよう、
「うまくできない」という罪悪感を解放しよう、という主張は
今まで様々な「タイムマネジメント本」を試した自分を
ずいぶん落ち着かせてくれてます。

より以前の記事一覧